pixivユーザがピクシブ株式会社で働いてきた話
はじめに
お久しぶりです。望月ことmottteyです。
8月29日から9月2日の5日間でピクシブ株式会社のインターンシップ「pixiv 2016 SUMMER BOOT CAMP」にエンジニアとして参加させていただきました。
Who
- ドラえもんが好き
- pixivのドラえもんタグのついたイラストを900枚ほど上げてる
- 高専から某大学に編入 B3
- UX/UIとかフロントエンドに興味あり, C, C#, JavaScript,HTML/CSS(ちょっとPHP, Python)とか
なぜ応募したか
pixivは2008年と比較的古くから利用しているサービスであり、愛着があったことが挙げられます。インターンについても各ブログでの参加エントリを見て前々から参加したいと思っていました。
そのため、ユーザとしてpixivの裏側とを知りたいという思いと、情報系の学生として大規模サービスにおけるチームでのサービスの企画・開発を学びたいという思いからインターンに応募*1しました。
あと1回本社にお邪魔したことがあるのも応募したきっかけです。
@motttey いつにしますか
— ぞぬ (@tadsan) 2014年6月20日
ES
正直エンジニア的な実績が皆無に近くヤバかったので熱意で推そうとpixivのアカウントを載せました。そしたら通りました。
面接
とてもほのぼのとしていました。一方でここで話したことが存外配属に反映される印象があります。
やったこと
最初に、事前に指示されていた2分程度のスライドを用いた自己紹介がありました。とりあえずエンジニア参加の方々の技術力がガチすぎたので、自分はいかにドラえもんが好きかをアピールしました。
その後に配属先が発表され、自分はpixivisonチームに配属されました。pixivisionとは、pixivに投稿されたイラストや漫画、小説を中心的に扱うメディアサイトです。実は自分も何回か載ったことがあり*2*3馴染みがあったので純粋に嬉しかったです。
インターンシップの要項には技術職(エンジニア)の業務内容として以下のようなことが書いてありますが、本当に本番環境にコードが取り込まれます。故に責任重大。
当社の様々なサービスの機能追加・修正。プロトタイプの企画・作成
当社の本番環境にコードが取り込まれる開発を行います
当社のもつ大量の情報を扱い、数値調査をし課題を発見、解決
自身の業務としてはpixivision関連の機能の問題点の解消・新たな機能の追加が割り当てられました。
行った職種としてはインターンサイト記載のだとウェブアプリケーションエンジニアとかUX/UIエンジニアに近いと思います。主な仕様言語/ツールはPHP/JavaScript/jQueryあたりです。
これらの業務を行う前に、メンターさんからその目的と想定される利用ケースの説明をいただけたため、とてもスムーズに設計を行うことができました。
また、実装についても「何が重要なのか」「なぜ動かないか」を重点とした的確なアドバイスを頂き、不自由なく進められました。
一部のタスクについては実装したものを総合職の方々にレビューして頂いたため、より利用者の要望を掘り下げた設計が行えました。プルリクが本番環境にマージされた時の快感はすごかったです。
pixivは金曜日は基本的にデプロイを行わないため、全日までに実装を終え、最終成果発表へ向けたプレゼンテーションの作成と、発表練習を行いました。
本番では発表時間が微妙に足りなくてグダグダになってしまいましたが、温かい目で見守ってくださった社員の皆様に感謝です。正直金曜の帰路についたとき良い意味で泣きそうになりましたし、素晴らしい5日間であったと思います。
イベント
上述の業務の他に適宜イベントがありました。代表的なものをかいつまんで説明します。
懇親会
初日夜にあるインターン生同士とか社員さんとの交流会です。🍣とか🍰とかが食べ放題です。ごちそうさまでした。
講義
2日目午前技術職採用のメンバーでエンジニアさんによる特別講義を受講しました。pixivの開発環境におけるタスク管理やサービスの立ち上げに関するお話を聞けて非常に参考に成りました。
また、恥ずかしながらISUCONが具体的にどういうものなのかをここで知りました。バックエンドもがんばります。
会議
3日目に社内で行われている会議に参加させて頂きました。内容は社外秘であるため書けませんがわっしょい。
打ち上げ
成果発表の後にあります。緊張が解けた後だったのでわいわいしました。🐔🍺ごちそうさまでした。酒のんだ後は会社戻ってずっと喋ってました。
反省点
pixivが私にくれたもの
- Webアプリケーションについての知識: フレームワークからコーディングスタイルまで、非常に勉強になりました。
- UX/UI改善のための設計手法: 本とかで読んでなんとなく理解していた概念を実践を通して深く理解できました。
- コードレビュー: とにかく丁寧です。typoが多かったせいでコミット数が恐ろしいことに
- 昼飯: 社内でお弁当がでたりとかおごってもらったりとか。おいしい。
- ラーメン: 退社後に食べました。会社の近くに家系(代々木商店)あるのでおすすめです。おいしい。
- フリードリンク: ドリンクは無料で飲めます。綾鷹派なので飲みまくりでした。
- みそしる: ドリンクバーの横にみそしるサーバーが社内にあります。おいしい。
所感
最初は5日間生き残れるのか非常に不安でしたが、皆さんとても優しい方でありがたかったと共に、全員がサービスのこと、そしてユーザのことを真剣に考えてると感じ、理想的な職場という印象を受けました。
あと社員さんとインターン生共通してキャラがとても濃いです。全員インターネット上で何かしらバズったことありそう。
加えて日常的にイラストを描き、pixivと関連サービスに投稿している方が多く*4、開発・運営者であると同時にユーザでもあるから2000万人が利用するサービス*5を日々開発し続けられるのだなと思いました。業務終了後に社員同士で絵を見せ合うイベントとかもあり、機会があったら参加してみたいなーと思いました。
感謝
情報系の学生として、そして創作を行うものとして、このインターンはかけがえのないものであったと思います。また、長年利用してきたサービスに対してデプロイを行えたことは人生の宝です。
素敵なインターンの機会を提供してくだったピクシブ社員の皆様方に多大なる感謝を申し上げます。特にメンターのuchienさんとshocotaさん、pixivisionチームのikariさんとabeshiさん、本当にありがとうございました。
また、ランチや打ち上げでの会話がSEOやグロースハック周りのネタで盛り上がったこともあり、次のpixivインターンに総合職として参加したくなりましたね。
おわりに
というようなインターンですので、Web系のことに興味があり、なおかつイラストなどの創作をやっているという方にはマストだと思います。ぜひ応募しましょう。
*2:http://www.pixivision.net/ja/a/825
*3:http://www.pixivision.net/ja/a/991
*4:アカウント晒したのが恥ずかしくなるほどに絵がうまい方が多い
*5:9/2の午前6時に超えたらしい、達成の瞬間を目撃したかった